ゴルフ72のコツ
初心者でもお金を掛けず、最小限の練習でゴルフが上達するコツを紹介します。

ゴルフでは左打ちはデメリットだらけ!初心者は右打ちに転向すべし!

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世の中にあるほとんどのスポーツは、左利きのプレーヤーが有利です。一見左右が反転しているだけのようですが、実は聞き手(足)が逆だと全く性質が異なってきます。テニスはサーブでバックハンドを攻めやすくなるので非常に有利ですし、サッカーやバレーボールでも左利きだと間合いが異なるので、守る側の感覚が大きく異なります。野球のように、物理的に圧倒的に有利(左打席の方が1塁に近い)な競技もあります。多くのスポーツでは、左利きに育った事は大きな恩恵となります。

しかしゴルフだけは、左利きに有利な点は何一つありません。それどころか、日本では左打ちのゴルファーはデメリットだらけで圧倒的に不利です。

一つ目のデメリットは、クラブの種類が限られる事です。野球やテニスと違い、ゴルフクラブは右打ちと左打ちでは異なる構造が必要です。しかし日本では、左利き用のクラブは売られている数も種類も圧倒的に少ないです。メーカーによっては費用対効果の観点から、左打ちをほぼ作っていないブランドすらあります。

ゴルフショップへ行っても、左打ちのクラブは販売スペースが極めて少ないです。新品だろうと中古だろうと、絶対数が少ないので選択肢が極めて限られてしまうのです。当然、友人・知人とクラブを貸し借りしたり試し打ちさせて貰ったり、等も出来ない訳です。

そして、運良く自分のフィーリングに合うクラブが買えたとしても、その先に更に大きなデメリットが待っています。日本のゴルフ練習場(打ちっ放し)では、左打席のスペースが極めて少ないのです。

ゴルフは右打ちと左打ちではアドレスの位置が逆になるので、レフティ専用の打席が必要になります。しかしここでも、練習場側の利益効率の観点から、左打席は非常に少ないのが現状です。例えば100打席クラスの大型練習場でも、左打ちは3〜4打席しかない所はざらにありますし、狭い練習場なら1〜2打席しかないような所もあります。

休日のように混み合う日では、右打ちの人は待ってればすぐ何処かの打席は空くでしょうが、数が少ないレフティ用打席は、中々空席が出ずに待ち時間が膨大になるリスクがあるのです。


※日本の打ちっ放し練習場では、左打席は極めて少数・・・。

そして、左打ちは上達にもハードルがあります。ゴルフの書籍や雑誌の解説・写真は、全て右打ちが前提で書かれているので、左打ちの人は毎回、頭の中で左右をひっくり返して理解する必要が生じます。プロの連続写真なども全て右利きなので、真似しようにもやはり脳内で写真を反転させねばなりません。また、レッスンに通おうとしても、インストラクターやレッスンプロも皆右打ちなので、やはり圧倒的に不利です。

左利きでも絶対に右打ちで慣れていくべき!

現在、アメリカツアーではフィル・ミケルソンやバッバ・ワトソンがメジャータイトルを獲っていますし、他にも左打ちのトップ選手が何人か居ますが、日本ツアーのトップレベルには左打ちの人は居ません。過去に遡っても、ツアー5勝した羽川豊プロだけが唯一の例外です。

これは単なる偶然ではなく、日本のゴルフ環境ではレフティはデメリットだらけなので、左利きの子供でも右打ちに矯正を余儀なくされるからです。ジュニア用の左打ちのクラブが売られている所なんて、見た記憶が無いですからね・・・。

ちなみにフィル・ミケルソンは普段は右利きなのに、ゴルフだけ左打ちという珍しいタイプです。アメリカでは左打ちがさほど不利にならない環境が整っているからこそ生まれた個性派です。

このように日本でゴルフを楽しむには、左利きには何のメリットもなく、圧倒的に不利な事だらけなのです。羽川豊プロも、左打ちの苦労は数多かったと語っています。左利きの人で、これからゴルフを始めようという場合は、絶対に右打ちに転向しましょう!野球やテニスで左打ちで育ったとしても大丈夫です。要は「最初の慣れ」の問題だけであり、左利きが右打ちにしても不都合な事は何もありません。

もし初心者の人で、左打ちのクラブを買ってしまっていても、すぐに中古ショップに売り払って右利きに転向した方がよいと思います。初心者のうちなら簡単に転向できますが、慣れてしまってからでは難しくなります。

ネットで左打ちの人のクチコミ情報を見ても、後悔してる人がほとんどです。一生デメリットに悩まされる事を考えれば、最初のうちに右打ちで慣れる方が絶対に得ですよ。

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