HOME > 100を切るために必要な基本技術 > 100切りでやってはいけない4つのこと
ゴルフでは、スコア100以内か、100以上叩くかで大きな壁があります。100を切れないゴルファーは下手くそ扱いを受けます。当サイトでも、ベストスコアが100以上の人は「初心者」と表記します。
ですが、初心者の人も焦ることはありません。ゴルフで100切りは「4つのお約束」さえ守ってプレーすれば、誰でも達成可能です。100切りは、アマチュアゴルファーにとって高い壁のようで、実は簡単な目標でもあるのです。その4つのお約束について解説してみます。
100切りでやってはいけない4つのお約束
1.OBを打たない(特に二打目以降)
2.グリーン上やその周辺で往復ビンタしない
3.ダフらない
4.バンカーはとりあえず1打で出す
この4つさえ守ってプレーすれば、誰でも100は切れるようになります。では一つずつ詳しく見ていきます。
1.OBを打たない(特に二打目以降のOBは厳禁!)
ゴルフではOBは二打罰となるので、確実にスコアが悪化します。特に2打目以降のOBは救済処置が無いので、やってしまえばスコア崩壊に直結します。
というのは、日本の大半のゴルフ場には、ティーショットのOBには「プレイング4」というルールがあり、前方に進んだ所にある「特設ティ」からプレーを続ける救済措置があります。ところが2打目以降のOBには、このような救済ルールはありません。スコア崩壊させる最も多い原因が、この2打目以降にショットを曲げてOBを打ってしまうことです。
つまり、2打目以降の地面の上からのショットは、大きく左右に曲げるOBを避ける事が極めて重要となります。ロングホールの二打目などは、欲張って長いクラブで飛ばそうとせず、着実に前に進んでいくショットを繰り返した方が、明らかにスコアがよくなります。
2.グリーン上やその周辺で往復ビンタしない
また、グリーン上やその周辺、つまりパターやアプローチショットで往復ビンタする事も、アマがスコアを崩す原因の一つです。往復ビンタとは、パットやアプローチショットが強すぎてカップを通り過ぎ、それを繰り返して行ったり来たりする事です。
ゴルフでは、ショートは確実にカップに近づいていきますが、オーバーは「今打ったパットよりも返しのパットの方がさらに遠くなる」なんて事も、初心者にはありがちです。このような往復ビンタを繰り返していれば、確実にスコアが崩壊します。アプローチやロングパットは、常に短めに打って着実にカップに近づけていく事が、初心者には極めて有効な戦略です。
3.ダフらない
またダフらないという事も、スコアを向上させる大きなポイントです。ダフるくらいならトップした方が遙かにマシです。酷いダフり(いわゆるザックリ)はボールが全く飛びませんが、酷いトップでもボールはそこそこ前に転がっていってくれます。要するにダフリよりもトップの方が、距離が稼げるので有利なのです。また、ダフると手首などを痛めてしまうリスクもあるので、尚更不利です。
但し、これはあくまでロングショットの場合です。100ヤード以内のアプローチショットは、トップすると飛び過ぎてグリーン奥のOBになるリスクが高いので、ウェッジでのトップは絶対に御法度です。
4.バンカーはとりあえず1打で出す
最後の「バンカーは必ず1回で出す」というのは、初心者にとっては中々高いハードルです。しかしバンカーで3打4打と打っていれば、直接スコアが崩壊するだけでなく、精神的ダメージが大きく、その後のプレーに悪影響を及ぼす可能性が高いです。
★関連ページ;バンカーから一発で出す為の3つのコツ
ですから、バンカーショットは必ず練習場で特訓して、一回で出せるコツを掴んでおくべきです。普通のサンドウェッジではなく、「バンカー専用サンドウェッジ」を標榜して売られているクラブを使えば、遙かに出しやすくなるのでお勧めです。
冷静に考えてみてください。通常のゴルフコース(18ホールでPER72)を、半分のホールでボギー、もう半分をダボで回ってくれば、スコアは99となり、100切りが達成できてしまうのです。100を切ったことがない人でも、完全ビギナーでない(何度もラウンドした経験がある)人なら、ボギーで上がったホールなら、幾らでもあるはずです。ボギー半分・ダボ半分で回れるポテンシャルは、ほとんどの人が持っているはずなのです。
100を切れない人の最大の原因は、大叩きするホールがあることです。このレベルのアマチュアはほとんどの人が、1ホールで10打以上打つ酷いホールがあります。このようにスコアを崩壊させるホールを無くせば、100切りが一気に近づきます。そのコツとなるのが、上記のやってはいけない4つのお約束です。