ゴルフ72のコツ
初心者でもお金を掛けず、最小限の練習でゴルフが上達するコツを紹介します。

アマチュアにシャフト交換は無意味!リシャフトはコスパが悪い!

HOME > クラブの選び方 > アマチュアにはシャフト選びなど無意味!

ゴルフクラブは「ヘッド」「シャフト」「グリップ」の3つのパーツで構成されています。このうちグリップは、長年使っているとすり減るので、適度に交換する方がベターです。一方で上級者やマニアの中には、ドライバーのシャフト交換(リシャフト)に拘る人も少なくありません。

ゴルフ雑誌を見ると、頻繁に「このシャフトがよい」「リシャフトして飛距離が伸びた」などとプロゴルファーのコメント付きで、シャフトの紹介がされています。確かにプロゴルファーやそれに近いレベルの人であれば、自分のスイングに合うシャフトを見つけられれば、飛距離や方向性が大きく向上する可能性はあります。

ですが、一般のアマチュアゴルファーがシャフトを交換しても、ほぼ100%無意味に終わります。リシャフトはコスパ最悪、金をドブに捨てる行為だと言えます。このページでは、何故アマチュアのリシャフトが「効果がない!」と断言できるのか、理由を解説してみます。

まず理解すべき事は、シャフト自体に打球性能の優劣は生じないと言う事です。シャフトを交換して飛距離が伸びたとすれば、当人のスイングにそのシャフトがジャストフィットしたからというだけであり、万人によって飛距離が伸びるシャフトなんてものは存在しません!

シャフトには「重さ」「固さ(しなりやすさ)」「トルク(捻れやすさ)」「バランス(手元調子or先調子)」など様々なスペックの違いがありますが、数値が高いほど良く飛ぶ・・・なんてスペックは存在しません。『しなりが大きいほど飛距離が出る』と勘違いしているアマチュアも多いですが、しなりと最大飛距離は関係ありません。

もし、しなりが大きなシャフトほど飛距離が出るのであれば、ドラコンプロは全員がレディース用(Lとかの柔らかいシャフト)を使っているはずですが、実際は人によって固さはまちまちです。一般人だとまともに振れない「XXX(スリーエックス)」等の非常に硬いシャフトを使う人が多いですが、今泉健太郎プロのように超柔らかいシャフトを使って400ヤード飛ばす人もいるので、絶対の正解など存在しないのです。

しなりが大きい(柔らかい)シャフトほど、球は上がりやすくなりますが、ヘッドスピードが速くなると球が上がりすぎて逆に飛ばなくなります。例えばドライバーで最大飛距離を得るためには、適切な打ち出し角度があり(ヘッドスピード40m/sなら15度前後)、それ以上の角度だと球が吹け上がって飛距離が落ちるのです。ゆえに、必要なのは「各人のヘッドスピードに合ったしなりの大きさ」だけであり、大きくしなるほど良い(悪い)なんて一概には言えないのです。

同様に、重さやトルクやバランスなども、あくまでその人のスイングにマッチするものはどれだ?というだけの話であって、飛距離が絶対に上がるなんてものではありません。唯一、シャフトの長さだけは「長い方が最大ヘッドスピードは増える」ため飛距離は伸びます(いわゆる長尺ドライバー)が、リシャフトとは別問題なので割愛します。

★シャフトで絶対的な飛距離アップなど起きない!

最初に「アマチュアゴルファーには」と限定を付けたのは、このためです。スイングが固まっているプロゴルファーの人なら、自分にピッタリ合うシャフトを見つければ、飛距離アップする可能性はあります。

ところがアマチュアゴルファーは、スイングが安定していません。特に100切りができない低級アマチュアは、スイングが毎回バラバラですし、そもそも正しい動きができていないので、自分に合うシャフトを見つける事が不可能なのです。

またアマチュアゴルファーは、雑誌やYoutube動画などのレッスンの影響を受けて、新しい打法を試したくなる人が非常に多いです。打ち方を変えると、当然ながら合うシャフトが全く変わってきます。フィッティングを行った当日は良くても、1週間後にはもうそのシャフトが合わないスイングになっている可能性があるのです。

★アマチュアがシャフトを選んでも無意味な理由
・ベストなシャフトなど無い。各人のスイングに合うかどうかだけである
・アマはスイングが固まっていないから意味がない
・アマは感化されて頻繁にスイングを変えるから余計に無意味

プロや雑誌がリシャフトを推すのは、金目的=スポンサーだから

そもそも初心者用のゴルフクラブは、平均的なアマチュアゴルファーが打ちやすいスペックのシャフト(軽い・トルクが大きい・中〜先調子)が使用されています。下手に自分でシャフトを選ぶよりも、市販クラブで「初心者向け」となっているモノを選んでいれば、大きな間違いは起きません。完璧なベストチョイスは難しくとも、まあまあ合うベターな選択にはなる訳です。

加えて、シャフト交換の料金は非常に高額です。最も有名なフジクラや三菱ケミカルのシャフトだと、本体だけで平均2〜3万円・高価なものだと5万円以上掛かりますし、加えてフィッティング料金や工賃なども必要です。下手にリシャフトするより、新品のドライバーに買い換えた方が安いケースも十分あり得ます。シャフト交換は、ゴルフというお金の掛かる遊びの中でも、最もコスパの悪い行為なのです。

はっきり言って、ゴルフクラブのリシャフトは完全にボッタクリです。雑誌等の情報に嵌められた完全な情弱、あるいは半端な知識だけが先行した人、とかから暴利を貪る産業です。当サイト管理人は、リシャフトは「高級オーディオ」とか「女性の美容(エステ等)」などと並ぶ、情弱から金を毟り取る悪しき産業だと警笛を鳴らしたいです。

プロゴルファーやゴルフ雑誌がリシャフトを推奨する理由は、効果があるからではなく、シャフトメーカーが巨大スポンサーだからです。彼らは口が裂けても「アマレベルだとリシャフトなんか無意味だ!」という真実は言えないのです。ゴルフ業界の中でも最大級のタブーですね。

再確認ですが当サイト管理人は、何も全てのゴルファーに「シャフトはどうでもいい存在だ」と言ってる訳ではありません。正しいスイングができて、かつそれが固まっているプロやそれに準ずるレベルの人なら、リシャフトが有効に働く事は十分あります。そのレベルで、お金が有り余っている人なら、コスパ無視で徹底的に自分に合うシャフトを探し求めても良いでしょう。

シャフト交換して意味のある人は、最低でもシングル級(平均スコアが70台)の腕前が最低ラインであり、それに満たないレベルでは完全に無意味、金をドブに捨てる行為です。シャフト云々以前に、スイングを改良する事を優先すべきであり、リシャフトしたければ70台が出るレベルのスイングが固まってからです。

当サイトはリンクフリーです。画像や文章の盗用は禁止致します。
Copyright (C) 2016 www.golf72kotu.com All Rights Reserved.