HOME > クラブの選び方 > 初心者がゴルフ場に持っていくべき物
ゴルフ初心者の人は、スコアを出す云々の前にまず、ゴルフ場でどんな格好で行くのか?何を持っていくべきなのか?ラウンドする以前の段階の不安も大きいでしょう。
ゴルフをプレーするためには、クラブだけ揃えていればOKという訳ではありません。快適にプレーするためにも、また一緒に回る同伴競技者や、前後の組の人達に迷惑をかけないためにも、準備しておくべきアイテムがあります。
ゴルフ場ではジーンズやサンダルはNGですし、シャツは襟付き、また帽子の着用も必須・・・この辺は色んな書籍等で書かれていますが、あまり知られていないが持っておくと便利な物もあります。ここでは、初心者が初ラウンドでぜひ持っていくべき裏アイテム?を紹介してみます。
ポケットの多いウェア(重要度★☆☆)
ゴルフ場では、財布等の貴重品はセキュリティロッカーに預けておけます。しかしプレー中には、意外に身につけておくべき小物が多いです。ボールやティ、マーカーといったプレー用具は当然、スコアカードもポケットに入れるのが普通です。後はハンカチと携帯電話(スマホ)も必須でしょうし、初心者は後述するスコアカウンターも持っておくべきです。
ゆえにズボンには、できるだけ多くポケットが付いたものを選ぶべきです。上着・ポロシャツも、胸ポケットが付いているタイプだと便利です。
プレー中のキャディバッグはカートに括り付けられるので、バッグのポケットは出し入れしにくくなります。ただしゴルフ場のカートには、必ず小物を入れておけるスペースがあります。小さな手提げバッグ・ポーチ等を持っていけば、ポケットが少ないウェアでも何とかなるので、重要度はそこまで高くありません。
ボールは必ず「白」を!(重要度★☆☆)
ゴルフボールはカラフルなものも売られており、特に女性ゴルファーはピンクや黄色、時にはゴールドなんて色のボールを選びがちです。
しかし初心者は絶対にノーマルな白のボールを選ぶべきです!理由は明白で、緑の芝生では白の球が一番目立つからです。深いラフに入ると、カラーボールは思っている以上に目立ちにく為、ロストボール(球が無くなる)の危険性が高いです。特にラフの草が伸びる夏場には、より見つけにくくなるので要注意です。
本来なら重要度が高い項目ですが、ゴルフボールは必ずクラブハウスで売っているので、お金さえ持っていればさほど困る事はないです。
スコアカウンター(重要度★★☆)
ラウンド未経験の初心者には想像しにくいかもしれませんが、初めてのプレーだと、自分が何打打ったのか分からなくなるケースが頻発します。OBやチョロを連発したり、パターでオーバーしすぎてグリーン上を行ったり来たりしていると、数が分からなくなる事が起こります。
初心者は1ホールで10打以上叩く事がざらに起こります。よってスコアが分からなくなることは、ほとんどの初心者が「必ず」陥る罠だと言えます。ですから、一打打つごとにボタンをポチポチ押して、スコアをカウントするアイテムを持っておくべきです。
スコアカウンターはポケットの中に入れるものではなく、胸ポケットやベルトや帽子の鍔などに装着できるタイプの物が便利です。
サングラス(重要度★★☆)
これも初心者には分からないことでしょうが、ゴルフ場では自分で打った球の行方を見失うことが少なくありません。何せ、ドライバーなら200メートル位先まで、わずか4センチほどの球が飛んでいく訳です。晴天の日(特に逆光)のティーショットで高く打ち上げてしまうと、完全に視界から消える事もしばしばあります。同伴競技者も一緒に見失うこともありますし、残念なことに他人のショットをまともに見ない人も居るので、絶対に自分の打球は自分の目で追う必要があります。
よってゴルフ場では、サングラスをしてのプレーがお勧めです。遮光性の高い、色の濃いサングラスをしていれば、ボールを見失う確率は大きく下がります。ZoffやJINSなどの格安メガネチェーンだと、度が入ってないサングラスなら5千円以内でも買えます。とにかく激安で・・・という人は百円ショップのサングラスという奥の手(?)もあります。
ストッパなどの下痢止め薬(重要度★★★)
ゴルフのプレー日には朝、早起きを余儀なくされますから、急にお腹の具合が悪くなる可能性もあります。しかしゴルフ場でトイレは、多いコースでも概ね3ホールごと、少なければ4〜5ホール毎にしか存在しません。
トイレのあるホールまで急ごうにも、カートが自動運転タイプのコースだと、前のカートを追い抜くことができないので、土日のような詰まったプレーの日には地獄を見ます。一人で走って行こうにも、最悪だとトイレは数ホール先なので1キロ以上距離がある場合も・・・。
実は初心者がもっとも気を付けるべきは、スコアの崩壊で迷惑を掛けることではなく、プレー中の急な腹痛です。男性だと最悪「小」なら林の中で・・・という手もありますが「大」の方はどうしようもありません。ですからゴルフ場には「ストッパ」等の急性の下痢止め薬を持っていくと安心です。この類の薬は、一時的に(30分〜1時間ほど)腸の活動を抑制させるだけなので、トイレのあるホールまで凌ぐのに最適です。
スコアカウンターやサングラスなどもゴルフ場で売っている場合もありますが、さすがに下痢止め薬は医薬品なので置いてませんから、前日までにドラッグストア等で買っておくべきです。
★関連ページ;ゴルフ場でのトイレ問題〜突然の腹痛への対策は?
最後に、逆に用意しなくても困らない物も挙げておきます。まずスコアを書く筆記具は、スタート前に小さな鉛筆が貰えるので不要です。グリーン上で使うマーカーやグリーンフォークなどは、無料で配布しているコースもありますし、最悪マーカーは100円玉等で、フォークはティーで代用できるので、あまり問題にはなりません。
また最初のショットでボールを乗せる「ティー」も、ボールと同様にクラブハウスで必ず売っています。それに何度もラウンドしている先輩ゴルファーが居れば、大抵は余分に持っているはずなので、困るケースは少ないでしょう。
飲み物も、クラブハウスや途中の茶店(通常アウト・インで2つほどある)で買えますので、事前準備は不要です。500mlのペットボトル飲料が2〜300円と結構高い事が多いので、節約したければコンビニ等で買っていく方が賢いです。但し夏場だとラウンド中にすぐ温くなるので、結局は茶店で冷えた飲料を買うことになるケースが多いと思います。