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ゴルフ場で問題になることの一つが「トイレ」です。男性の「小」なら最悪林の中で・・・という方法もありますが、女性や「大」の方はそうはいきません。お腹の弱い人は、プレー中の突然の腹痛で困る事もあるので、初心者の人はゴルフ場でのトイレ対策を十分に練っておくべきです。
一般的なゴルフコースでは、3ホール毎にトイレが設置されているパターンが多いです。アウトには3番ホールの後(4番ホールのティグラウンド)と6番ホールの後、そして9番はクラブハウスに戻ってくるのでトイレがあり、同様にインには12番・15番の後にあるというのがパターンです。しかしゴルフ場によっては、綺麗に3ホール毎ではなく偏りがあったり、酷い場合はアウト・インにそれぞれ一つしかないコースもあります。
ハーフを回り終わって一旦クラブハウスに戻ってくるまでに、通常は2時間半前後です。しかし人数が2サム(二人プレー)より3人・4人と増えるにつれて時間は掛かりますし、下手な人が同じ組に居ると更に余計にかかります。またこれは平日の話であり、ゴルフ場が混み合う土日祝日は、ハーフ回るのに3時間以上かかることもざらにあります。
自由に動かせるカートの場合、前の組をパスさせて貰いトイレに急行することも可能ですが、レール上を順番に動くことしかできないカートの場合、トイレに急ぎたくともカートに乗っては行けません。ちなみに一般的には、アップダウンの激しい山岳コースの場合、転倒事故を防ぐためにカートが自由に動かせない(前の組をパスできない)タイプが多いです。
以上のような基礎知識をふまえた上で、ゴルフ場でお腹が痛い時の対策を考えてみましょう。
まずはスタート前のクラブハウスで、絶対にトイレを済ませておくことが第一です。そして係員に、コース内の何ホール目にトイレがあるのかを聞いておくのも重要です。万が一急に腹痛に見舞われても、何処まで我慢すればよいのか分かっていると、随分気が楽になりますから。
そしてコース途中のトイレでは、少しでも尿意・便意があるなら済ませておくべきでしょう。そこで行かなければ、次のトイレは概ね3〜4ホール先ですし、前に遅い組が居て詰まっていれば1時間以上掛かることもあるので注意しておくべきです。
お腹を壊しやすい人は、キャディーバッグに「ストッパ」などの急性下痢止め薬を入れておくのが、最強の腹痛対策になります。この手の下痢止め薬は、大抵が水なしでそのまま飲めるタイプで、しかも即効性があります。速い人なら5分もすれば、お腹の痛みが治まります。ストッパは腸の働きを抑制して、一時的に便意を抑えるだけの薬なので、トイレに行った時には問題なく用を足せます。
ストッパよりも強力な急性下痢止め薬として、ロペラマックサット という薬もあります。これは市販薬ですが、主成分の「塩酸ロペラミド」は、もともと処方薬だったという薬なので、一般的にはストッパ(ロートエキス等)よりも効果が高いとされています。但し、人によっては飲んだ後に便秘になることもある強力な下痢止め薬なので、ストッパが効かない体質の人以外は控えた方が無難かもしれません。
当サイト管理人も、いわゆる「過敏性腸症候群」に近い体質で、ゴルフ等で早起きするとお腹を壊すこともあるのですが、腹痛の下痢止め薬はストッパで十分効いています。いずれにせよ、こういう急性下痢止め薬をキャディーバッグに常備しておけば、持っているというだけで安心感が大きいのでお勧めです。
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ひとつ注意したいのは、下痢になったり小便の回数が増えるのが嫌だからと、プレー中にあえて水分補給を止めるのは、身体に良くない行為です。大人になると、日頃から屋外で長時間動くことが少ないので、年とともに暑さへの抵抗力が落ちてきます。炎天下でなくとも、水分補給が絶たれると熱中症になる危険もあるので、適度にスポーツドリンクを飲むようにすべきです。お茶だと利尿作用がありますが、スポーツドリンクにはそれが無いうえ、熱中症対策の塩分やミネラルも含まれているので有効です。
ゴルフ場でお腹が痛い時の対策まとめ
・ゴルフ場のトイレは3〜5ホール毎にしかない
・常に早めにトイレを済ませておくべき
・ストッパ等の急性下痢止め薬を持っていると安心
・トイレを減らすために水分補給を行わないのは危険!
余談ですが、プロのゴルフトーナメントを観客として観戦する際、最も困るのはやはりトイレの問題です。人気のある大会だと1万人以上が一つのゴルフ場に詰めかけるので、トイレ不足が深刻化します。かなりの数の仮設トイレが設けられますが、それでも女性や「大」の個室は常に待ち時間が発生するような状況になりがちです。ゴルフ場では、プレーする時だけでなく試合を見に行く際にも、トイレ問題には注意すべきです。