HOME > ゴルフに関するデータと用語集 > コロナ騒動のゴルフ業界への影響
2020年1月末に中国で発生した新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)は、過度な自粛による経済停滞を生み、世界を崩壊させつつあります。日本でも、ライブ・イベントの自粛(事実上の強制禁止)、プロ野球やJリーグの開幕延期、そして遂に東京オリンピックの延期も決まりました。
コロナ騒動は、ゴルフ業界にも様々な影響を及ぼしているので、まとめてみました。また最後に、当サイトの見解も述べておきます。
プロゴルフツアーは中止
プロゴルファーによる国内ツアートーナメントは、男子・女子・シニアツアー共に3月の大会は中止となっており、いつ開幕できるかも未定の状態です。中堅以下のツアープロは、金銭面でカツカツの人が大半なので、日銭を稼ぐためにレッスン業界に下野したり、流行りに乗ってYoutube動画を始めるプロゴルファーも増えると思われます。
公式戦が行われない上、東京オリンピックが1年延びた事により、五輪代表枠の選考も白紙に戻るでしょう。19年に全英女子オープンに優勝し、五輪代表が決定的と思われた渋野日向子プロですら、1年延びた事で、今後の動向次第で選出されない可能性もあるでしょう。
海外のツアーも中止or延期されており、毎年4月に行われていた4大大会の一つ=マスターズも延期となりました。今年中にトーナメントの再開できるかの目処も立って折らず、第二次世界大戦期(1943〜45年)を除けば初となる「マスターズの中止」も視野に入っている状況です。6月以後の4大大会も、開催が危ぶまれています。
多くのゴルフ場は営業中
一方で国内のゴルフ場は、多くが通常どおり営業されています。ただし、お客さんの数は大きく減っているのが実情です。この時期盛んになる「コンペ」が軒並みキャンセルされており、団体客の予約が皆無な事が理由です。リモートワーク〜会社へ出勤するな、という風潮がある位ですから、社員同士が集まるゴルフコンペが自粛を余儀なくされるのは、致し方ないでしょう。
逆に一般客にとっては、空いていて快適にプレーできる環境だと言えるでしょう。ゴルフ場は屋外なので、コロナウイルスが密集・蔓延する事はありません。食堂やお風呂など、他人との距離が近い場面も少しはありますが、通勤の電車やバスなどに比べれば、危険度は遙かに低いです。
4〜5月は一年で最もゴルフ向きな季候です。手洗い・うがい等を徹底する事さえすれば、ゴルファーにとっては快適にプレーを楽しめる千載一遇のチャンスと言えるでしょう。コロナで致死率が高い高齢者はともかく、体力のある若い人は、無闇に恐れずプレーを楽しみ、日本経済を正常に回していくべきでしょう。
ゴルフショップや打ちっ放し練習場も営業中
各地にあるゴルフ練習場(打ちっ放し)も、大半の店が通常どおり営業されています。打ちっ放しも屋外で風通しの良いスペースですし、打席の間隔も2メートル以上は離れているので、コロナウイルスが蔓延する危険性は低いです。
また、ゴルフ5やゴルフパートナーなどのショップも、多くの店が通常どおり営業されています。客商売ですから、店を休業する事は冗談抜きで死活問題ですからね。
一部には「ゴルフのような娯楽産業は休業すべきだ」なんて意見も聞かれますが、それは暴論極まりない話です。ゴルフに限りませんが、営業停止で売上がストップすると、キャッシュフローが回らなくなって数ヶ月と持たずに倒産する企業は、世の中にゴマンと存在します。
ゴルフ場や打ちっ放し練習場は、銀行からの借り入れが多く、日々の売上で従業員の給料を賄う、いわゆる「自転車操業」な店が少なくないです。特にゴルフ場は、赤字経営が続いている所が多く、コロナによる自粛モードが続けば、簡単に経営破綻に至るでしょう。
そもそもコロナウイルスは、死者・感染者数共に通常のインフルエンザに遠く及ばないのですから、世界各国の政府が過剰反応しすぎな事は明白です。むしろ経済をストップさせる事による悪影響〜倒産や失業者の激増(自●者も増える)の方が、遙かに社会に悪影響を及ぼします。
語弊を恐れず「コロナ自粛は即刻辞めるべき」と当サイト管理人は意見します。インフルエンザ以下のしょぼい疫病に過ぎないコロナウイルスなんぞで、人類が滅びる事など絶対にありえませんが、人々の過剰恐怖による経済の崩壊〜いわば「人類の自滅」はすでに起こり始めています。現在のコロナ騒動は「天災」ではなく、愚かな為政者と無責任に煽り立てたマスコミによる「人災」なのです。数十年後には間違いなく、人類が犯した愚かな過ちとして、経済学の教科書に載ることでしょう。
貴方がゴルフを愛するなら、過剰な自粛ムードに負けず、ぜひ普段どおりゴルフ場や打ちっ放し練習場にいって、経済を回すようにして下さい。