ゴルフ72のコツ
初心者でもお金を掛けず、最小限の練習でゴルフが上達するコツを紹介します。

スポーツ選手(プロ野球やサッカーなど)がゴルフが上手い理由

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当サイトでは、有名社長や芸能人にはゴルフ好きが多いことを紹介しましたが、同様にプロのスポーツ選手の中にも趣味がゴルフだという人は多いです。

★関連ページ;有名社長や芸能人が凄いベストスコアを出せる理由

特にプロ野球選手は、シーズンオフとなる11月〜1月まで、ゴルフ納会が行われたり、テレビのゴルフ番組に出演したり等が多く、上手い人が多いことで有名です。

例えば、巨人の原辰徳監督はベストスコアが「66」だそうで、プロのシニアツアーにアマチュア枠で参加した事でも話題になりました。原さんは、巨人の4番やWBCの監督など常に注目を集める立場で修羅場をくぐってきたて来ただけあって、大勢の観客の前でも緊張をみせず、楽しむようにプレーしていたのは流石です。


※ファンケルクラシックゴルフ出場の原辰徳氏

かつて名球会のドン=金田正一氏は、テレビのイベントでずっと「ハンデキャップ=1」と自称していました。近年に名球会入りした選手を見ても、古田敦也や前田智徳、秋山幸二らも70台で回る腕前だそうです。あと(名選手ではないが)デーブ大久保が引退後にティーチングプロの資格を取った事も話題になりました。

というより、日本ゴルフ界のレジェンド=ジャンボ尾崎も、そもそもは野球選手でした。尾崎将司プロは、甲子園の優勝投手で西鉄ライオンズでプロ野球選手になった後、ゴルフに転向したという経歴です。この事実だけを見ても、野球とゴルフのスイングは親和性が非常に高く、上達のコツが似通っていると言えます。

実際に野球のスイングでは「身体の回転で打つ」「左に突っ込まない(流れない)」「上体を開かない」「インサイドから振る」など、ゴルフスイングと全く同じ事が重要だとされています。極論すれば『棒のようなものを速く・正確に振る』という意味で、ゴルフも野球も原理は全く同じですからね。

特にゴルフの神髄であるインサイドアタックは、野球でも極めて重要なポイントです。現役最強打者であるソフトバンクの柳田悠岐選手も、常々「バットを内から出す事を意識している」と公言しており、これはあの王貞治氏の教えでもあるそうです。インサイドから振る事の重要性は、ゴルフと全く同じな事は明白な訳です。

確かに原さんにしろ、古田さんや秋山さんにしろ、我々一般人よりも身体も大きく筋力も強いから、飛距離が出るのは当然です。しかしそれ以上に『身体で長い棒を振り回す』技術がそもそも高い事が、ゴルフが上手い理由です。

プロスポーツ選手・アスリートは運動神経が良いから上手い

このように、プロ野球選手がゴルフが上手い訳は、スイングの物理法則が野球とほぼ同じである事が理由です。しかし野球以外のスポーツ選手でも、ゴルフが上手い著名人は多いです。

スキージャンプ界のレジェンド=葛西紀明選手は、ゴルフ雑誌の企画に登場するくらいにハマっており、ベストスコアは「75」という腕前です。葛西さんは、筋骨隆々な野球選手達とは正反対の細身の身体なのに、ドライバーの飛距離は270ヤードと相当なものです。


※ドラコン選手・南出仁寛プロと葛西紀明選手

またサッカー選手(Jリーガー)にもゴルフ好きは多く、元日本代表の礒貝洋光や鈴木啓太などは、男子プロゴルフツアーのQT(優先出場権を争う予選会)に出場する〜つまりプロゴルファーに近い腕前です。同じく元日本代表の澤登正朗も、ベストスコア「69」の肩書きをひっさげてTV番組「ゴルフ侍」に登場しました。

あの中田英寿もゴルフにハマっており「アイアンを極めるからドライバーは使わない」と変なポリシーを貫いているようです。ですが、1番アイアン(!)も打ちこなしている事から、腕前も相当なものである事が伺えます。


※中田英寿のゴルフスイング

サッカーやスキージャンプは、手を直接使うことが無い競技なはずなのに、澤登さんも葛西選手もアマチュアゴルファーとしてはトップレベルのスコアを出す訳です。なぜ彼らは、全く関連性が無さそうなゴルフをやっても上手いのでしょうか?

端的に言ってしまえば、トップアスリートは「運動神経がよいから」という話に落ち着きます。ゴルフで正しくボールを打つためには、正しい身体の動きが必要になる訳ですが、運動神経がよい人は少ない練習でも正しい動きを再現できるのです。

例えば、前述した「インサイドからクラブを振る」という動きは、アマチュアゴルファーの多くは分かっていても出来ない動きです。頭では「脇を締めてインサイドから〜」と思っていても、実際にはボールを打つ意識が強くて腕が身体から離れ、アウトサイドインの軌道になりがちです。また「軸を意識して身体の回転で振れ」と言われたら、逆に腕が全く使えなくなったり、上体が真逆の「ギッタンバッコン」なスイングになったり・・・等、何かを意識すると他の動きがおかしくなったりもする訳です。

運動神経のよい人は、一つの動きを実現させるのが上手なうえに、身体の他の部分がおかしくなったりもしないのです。社長や芸能人は、ヒマとカネ(ラウンド回数やキャディ)でスコアを伸ばしている事を明かしましたが、スポーツ選手・アスリートはそもそもの運動神経の違いで、アマチュアゴルファーのトップレベルに立っているのです。

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